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菅沼直オフィシャルブログ
6月 03 2016

ジャズコード概念 ピアノ編(その5)

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前回はトニックコードのメジャーとマイナーについて構成音と抑え方を学びました。今回はそれ以外のコードについて学んでいきましょう。

C7 シーセブン(ス)

シーセブン、シーセブンス、どちらで言ってもかまいません。セブンスとは第7音が短7度音程で付加されたコードです。つまりC7で言えばBbの音をくっつけたわけです。この場合はこの7度の音がコードを決する音ですので、Cの場合の6度の代わりに7度を弾きます。つまり、

C7は、左手コードはミ・シb・レ、 両手コードは左手ミ・シb、右手レ・ソとなります。Cのときの左手のラが半音上がっただけですね。

次は Cm7 シーマイナーセブン(ス)

C7と同様に考えますから、Cm7の左手コードはミb・シb、レ、両手コードは左手ミb・シb、右手レ・ソとなります。これはC7の左手一番下のミが半音下がっただけです。

次はCm7-5  シーマイナーセブン(ス)フラットファイヴ(フィフス)

このコードは、基本的にはトニックマイナーに解決する場合の2度マイナーセブンスとして現れます。なんとなく難しく思われますが実はそうでもありません。

まずはその構成音を考えてみると、ド・ミb・ソb・シbとなります。この構成音は次に説明するディミニッシュコードとよくにているので、このコードのことをCのハーフディミニッシュと呼ぶことがあります。構成音は全く同じです。このコードは5度が半音下がっているのが特徴です。ですのでこの場合は5度を抜いてしまうとこのコードの働きを特徴付ける音がなくなってしまいますので、一般的には9度のテンションノートを弾かずに、4音とも構成音を弾くことが多いです。しかし9度のテンションノートを弾くのは間違いではありません。このコードの一般的な押さえ方は

Cm7-5 左手コードはミb・ソb・シb、両手コードは左手ミb・シb、右手ド・ソb、となり、この場合は両手のときに今までのような単純に1音を積み重ねた形とは少し違っています。

そして最後はCdim  シーディミニッシュ

ディミニッシュコードは短3度を重ねたコードで、Cdim、C#dim、Ddim、の3種類を覚えることで他の全てのディミニッシュコードを網羅することができます。つまり短3度はオクターブを4等分する音程なので、次のD#dimは最初のCdimと全く同じ構成音になっているのです。

Cdim  左手コードはミb・ソb・ド、両手コードは左手がミb・ラ、右手がド・ソbとなります。この場合の両手コードも単純に1音を積み重ねた形とは少し違っています。

さて、これで全てのコードパターンを根音Cで説明し、その押さえ方を左手コード、両手コードの2パターンで説明しました。あとはここまでの押さえ方を参考に、全体を平行移動したり、あるいは構成音の上下を入替えたりして、コードを押すのにふさわしい音域にもっていってそれぞれのコードを押せばいいのです。しかし、例えばGbm7-5などと書かれたコードを瞬時にCm7-5の押さえ方から類推するのは無理ですから、一応全てのコードについて自分なりの考察を経て、自信を持ってコードを押さえれるための研究をしておくべきでしょう。しかしそれらが完璧になるまでは曲を弾いてはいけない、ということではなく、曲を弾きながらその曲に出てくるコードを学んでいく、ということの方が実質的だと思いますし、またその方が習得も早いと思います。

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