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菅沼直オフィシャルブログ
5月 30 2016

ジャズコード概念 ピアノ編(その1)

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ジャズピアノを弾いてみたいけど、コードの押さえ方がどうもよく分からなくて。

という人は多いものです。という私もビギナーの頃はコードの押さえ方が全然分からなくて、困ったものです。Cとかいてあるとド・ミ・ソと押してしまい、なんか違うなあ、と思いつつもなかなか考え方の基準を持てなかったように思います。

そしてプロとしてジャズピアノを弾き出し、自分なりに研究してみると、ジャズコードは以外に単純な理屈で成り立っていることが分かってきました。そこでこのブログではジャズピアノの初心者の方が最も簡単に、しかも分かりやすくジャズコードの概念を学べるよう、動画を含めて解説していきたいと思います。

 

ピアノでのジャズコードの押さえ方は時代と共に変わってきました。

例えばCの左手での押さえ方は

スウィング期 C、E、G、A

モダン初期 E、G、A、C

モダン後期 E、A、D

のように徐々に3度を積み重ねるイメージから、4度を積み重ねるイメージに変わってきました。そうすることによって右手のフレーズはより自由に、より左手の響きに拘束されない、さらにモダンなフレーズが浮かぶようになって来たのです。現代のジャズピアノではここに示すモダン後期の押さえ方より更に進化した、#11thまでを主和音とした押さえ方も使われていますが、この本編では上の例の中のモダン後期を基本として捉え、左手コードを3声(3音)、両手のコードを4声(4音)として解説していきたいと思います。

 

ここでひとつ気に留めておきたいことは、コードの押さえ方は演奏形態によって変えるべきだ、ということです。つまりソロで弾く場合とベースがいる場合とでは、演奏形態が違うということです。上の例でいくと、モダン後期のCコードでは、E、A、Dと根音のCを弾いていませんが、これはベースがCを弾くことを前提にしています。ですので、たとえモダン後期の演奏であっても、ソロの場合は基本的には一番低い音はCであるほうがコードの安定感が出ます。

 

ただこの章ではあくまでもモダン後期の響きを体得する目的で書いていますので、基本的には根音を弾かない形で説明を進めていきます。

 

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